九谷セラミック・ラボラトリー(セラボクタニ)から徒歩14分ほど、小松市立登窯展示館に保存されている連房式登窯は、昭和40年頃まで使用されていた、小松市八幡における最後の登窯です。
近代九谷磁器窯の典型的形式を今に伝えており、貴重な近代化遺産として、昭和48年に小松市指定文化財となりました。
そして平成14年、登窯の恒久的保存と学習資料としての活用を図る目的で、学習展示棟と登窯保存棟からなる登窯展示館が開館しました。
連房式登窯とは丘陵の傾斜面を階段状に整地し、複数の焼成室を連結して作った窯です。
その他、学習展示棟には陶彫置物の製造工程や地元作家の作品などを展示。
入館無料、見学解説も無料で行っており、気軽に九谷焼を学ぶ事ができるおすすめの施設です。