「光」のエリアでお待ちしているのは、人間国宝・三代 德田八十吉さんの作品「耀彩花器」。
「自分の上の世代の作風をまねしたくない。僕は僕の作品を作る」耀彩とは「光り輝く彩」。
古九谷の紫、紺、緑、黄、四彩に加えその中間色を得たことは、上絵の世界を超えて、九谷焼が継承してきた伝統の色そのものの可能性を広げました。それは、受け継いだ色絵と、焼成技術の融合による革新といえます。
1983年から「光り輝く彩」の意を込め「燿彩」と命名、2003年の古稀記念展を境に「耀彩」と表現され、1997年重要無形文化財「彩釉磁器」保持者に認定されました。
この素晴らしい作品が、光のあたり方によってどう変化するのか、そして私達のココロにどう映るのか、ぜひご体感ください。